きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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昨夜のヨーク競馬場、G1インターナショナルSはG1を3連勝中のアルカジームに注目が集まりましたが、直線伸び切れず3着、あっさり負けてしまいました。勝ったのはオブライエン厩舎のデクラレーションオブウォー。マイルG1クイーンアンS勝ちの勲章こそありますが、このところ勝ち切れないレースを続けており、善戦マンのイメージが定着しかけていました。

ところがこの日は打って変わったような鮮やかな抜け出し。考えてみればこの馬、10ハロンはここを含めて4戦3勝、唯一勝ちあぐねたG1エクリプスSでも2着に健闘しています。この距離に適性があったということでしょうか。

父ウォーフロントはダンチヒ直仔のスプリンターですが、ダート2400mとタフさを要求されるベルモントSを勝ったユニオンラグスは母の半弟にあたり、ここらがスタミナの源泉になっているのでしょうか。

振り返ってみると今季のヨーロッパ中距離路線は、スターホース不在で案外とレベルが低かったのかも?これで来月中旬に凱旋門賞と同コース同距離で行われるキズナが出走するニエル賞、オルフェーヴルのフォア賞、強豪牝馬が集まるヴェルメイユ賞で本番に向かいます。競馬はそう甘くはないのでしょうが、去年以上に日本馬にもチャンスがありそうな気がしています。

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