きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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今週末はドンカスター競馬場に世界中の注目が集まります。世界最古のクラシックレース・セントレジャーにニジンスキー以来42年ぶりの三冠にキャメロットが挑むからです。同時にエイダン・オブライエン調教師にとっては英クラシック完全制覇の偉業もかかっています。

日本にやってきているアルデバランがイギリスに遺してきたダービー2着馬メインシークエンスが対抗格の筆頭ですね。ジョン・ゴスデン厩舎のダービー4着馬ソートワーシーは前哨戦G2グレートヴォルティジュールSの勝ち馬です。同厩舎のデットーリ騎手を起用するミケランジェロは未知の魅力?でも、相手関係からはちょっと負けようがない気がします。キャメロットの独演会を楽しむレースかもしれません。

フランスではオルフェーヴルが出走するフォア賞、3歳馬のニエル賞、牝馬のヴェルメイユ賞、本番凱旋門賞といずれも同距離・同コースのラストトライアルが行われます。スミヨン騎手を背に元気に追い切りを終えたオルフェーヴル、ぜひ本番に繋がるレースを見せてほしいものです。

さて、日本ではローズSとセントライト記念が今週のメイン。それぞれ秋華賞、菊花賞のトライアルに位置づけられています。開幕週で高速決着になるんだろうなぁ、とは思っていました。でも、先週の京成杯オータムH、1分30秒7には驚かされました。中山コースを知り尽くした達人・横山典弘騎手に導かれてレオアクティブが叩き出した時計は世界レコードだそうです。今週も同じようなハイウェイレースが展開されるのでしょうか。

忙しい週末になりそうですが、どうぞ良い馬券を。

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