きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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明日の大阪杯に出走するダノンシャンティですが、次走は海外遠征というプランがあるそうです。目標は6月中旬のロイヤルアスコットでプリンスオブウェールズSかクイーンアンSをめざしています。同厩のモンテクリスエスが帯同するそうでこちらは4000mのアスコットゴールドCに向かうんでしょうね。

個人的にはクイーンアンSにチャレンジしてほしいですね。世界のマイル女王ゴルディコヴァが出てきそうだからです。ご存じブリーダーズCマイル3連覇の偉業を達成し、G1は実に12勝もしている名牝中の名牝の座に君臨しています。世界的ブランド・シャネルのオーナーであるヴェルトハイマー兄弟のオーナーブリーダーホースで彼女のキャリア全戦にオリビエ・ペリエ騎手が騎乗しています。

種牡馬ビジネスがからむ牡馬はともかく、繁殖入りを無闇に急ぐ必要もない牝馬はファンのためにも簡単に引退させるべきではない、彼女のようなスターホースならなおさらだ、というオーナーの持論で6歳の今年も現役を続けます。オーナーブリーダーゆえの余裕なのでしょうか。

ともあれ5月中旬のイスパーン賞から今季のスタート切る彼女は6月のクイーンアンSを次なる標的に入れています。マイルの日本レコード保持者であるダノンシャンティが世界のマイル女王にどんな勝負を挑むのか、しかも舞台は世界中のホースマンが憬れるロイヤルアスコット、賞金は安くてもドバイワールドCにも劣らない格があります。もうワクワクドキドキが止まりません。オーナーさん、調教師さん、ぜひ実現してください。

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