きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ようこそいらっしゃいませ。

今日から4月です。まさかこんな状況で桜の季節を迎えるとは思いもよりませんでした。被災された皆さまにはまだ厳しい日々が続きます。どうぞお気を強く持たれてお過ごしいただくようお祈りいたします。

恒例のワールドサラブレッドランキングが発表されました。各国のハンデキャッパーの合議による馬の格付けです。今回は昨年の10月1日から今年3月27日までの約半年間、凱旋門賞、ブリーダーズC、香港シリーズ、ドバイワールドC、といった国際レースが含まれ、上位50頭がリストアップされます。

ヨーロッパなどはほとんどの期間がシーズンオフ、逆に南半球はシーズン真っ盛りということで、オーストラリアなどオセアニアの馬に高い評価が集まりがちですが、やはりというべきか、トップランクはブラックキャビアでした。デビューから11戦無敗、G1を4連勝中のスプリンターで、確かに映像で見ても余裕綽々で強いレースぶりです。オーストラリア勢では今年からヨーロッパに転籍したソーユーシンクも5位にランクされ高い評価を受けています。

では、日本勢はというとナカヤマフェスタがブラックキャビア、ブリーダーズCのブレイム、凱旋門賞のワークフォースに続いて4位にランクインしました。ドバイワールドC組のヴィクトワールピサ、トランセンド、昨秋の天皇賞1、2着のブエナビスタ、ペルーサ、ジャパンCのローズキングダム、有馬記念3着トゥザグローリー、合計7頭が世界50傑に数えられた格好になっています。日本馬のレベルは確実に上がっているということでしょうか。

明日の日経賞はそのランキング面から見てもちょっと凄い!ローズキングダム、ペルーサ、トゥザグローリーと3頭のランキングホースが顔を揃えるからです。もちろん天皇賞への叩き台という意味合いが濃いのですが、熱い戦いを見せてほしいものです。

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