きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

有終ラストラン

12月24日は、石坂 正調教師、杉山 晴紀調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

有馬記念当日を迎えました。前日の土曜行われた中山大障害は、オジュウチョウサンとアップトゥデイトがどよめきや歓声、拍手と余韻がしばらく残りつづける大激闘を繰り広げ有馬記念へとつなげてくれました。

その有馬記念の前日オッズが発表されました。キタサンブラックが1.8倍で1番人気に支持され、3歳馬スワーヴリチャード5.0倍で2番人気、シュヴァルグランが7.2倍で3番人気、サトノクラウン10.7倍、ミッキークイーンが19.0倍と上位人気となっています。今年の有馬記念でキタサンブラックはラストランとなります。いまやスターホースとなったキタサンブラックですが、振り返れば3歳時は2冠馬のドゥラメンテやリアルスティールの陰に隠れ、父ブラックタイドからもまだ伏兵扱いでした。セントライト記念を勝ち、菊花賞を優勝。年が明けて天皇賞(春)を優勝。同世代の最強馬ドゥラメンテが引退する中、ジャパンカップを勝ち、ひとつ下の最強世代と昨年の有馬記念で激突。2着に敗れたものの、今年大阪杯、天皇賞(春)と最強世代をつづけて撃破し、天皇賞(秋)では出遅れながらも神がかりのレースで巻き返しての優勝。3歳春のあの当時、いったい誰がここまでの強さを予想し得たでしょうか。

キタサンブラックが勝てばG1・7勝。歴代の名馬と最多G1勝利数で並ぶだけでなく、獲得賞金額でもテイエムオペラオーを抜いてトップの座につきます。キタサンブラック最後の祭りが中山に響き渡るでしょうか。

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