きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2014.5.31

ようこそいらっしゃいませ。

昨日「ロンジンワールドベストレースホース」が主催のロンジン社より発表され、オルフェーヴルが選ばれました。世界を対象にしたレースの中で、日本のオルフェーヴルにこうして再び光が当たることは栄誉なことです。そのオルフェーヴルは2011年のダービーを圧勝し、三冠、有馬記念、そして世界のホースへと育っていきました。

牡馬劣勢、あるいは主役不在と言われながらも、毎年ダービーになると、出走馬の血統やこれまでの成績、鞍上する騎手の想いなどがまるで複数の糸で絡み合ってその馬の羽衣となるように、物語完成への伏線が紡ぎだされるから不思議です。

今年は17頭、それぞれの想いを背負いダービーへの舞台へと歩を進めてきました。

ダービーになると、毎年想い出すレースがあります。1997年、サニーブライアンが勝ったダービーです。皐月賞馬を過小評価し、フロックと見下していたファンは、レース後、サニーブライアンの強さに打ちのめされ改めて皐月賞、ダービーの二冠馬に敬意を評したレースです。大西騎手のレース後のコメントが忘れられません。

絶対的な存在といえども、何が起きるかわからないのがレースです。先週のオークスでは、単勝1.3倍のハープスターが足元をすくわれる結果に終わりました。

出走馬には、勝利の女神が微笑むチャンスがあります。人気、実力もさることながら、出走馬が背負ったそれぞれの物語をレースでぜひ魅せてください。