きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

弾けた雄大な馬体

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土曜中京競馬場で行われた愛知杯は、8番人気のバウンスシャッセが直線外から鋭く伸びてきてリーサルウェポンを1馬身1/4差振り切って優勝しました。バウンスシャッセは昨年3月の中山牝馬ステークス以来となる勝利となりました。重賞は3歳時に手にしたフラワーカップと合わせて、3つ目となります。

バウンスシャッセは明け5歳の牝馬で、ハープスター、ヌーヴォレコルト、ショウナンパンドラと同世代になります。3歳時には追加登録料を払って皐月賞へ出走。19年ぶりの牝馬による皐月賞挑戦が話題となった馬です。その皐月賞はイスラボニータの11着に終わりましたが、つづくオークスではヌーヴォレコルト、ハープスターのクビ差3着に入り素質をみせています。
昨年中山牝馬ステークスを勝ったものの、なかなか結果が出せないレースがつづきましたが、今回は7ヵ月の休み明け。プラス22キロのスケールアップした540キロの馬体で、しかもトップハンデも何のその、力強さを感じる走りをみせました。牝馬戦線が楽しみになる1頭が勝ち名乗りをあげました。

日曜は中山競馬場で京成杯、京都競馬場で日経新春杯が行われます。春へとつながるレースをぜひ期待したいと思います。

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