きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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今週の中山では、上半期マイル王決定戦の前哨戦ダービー卿チャレンジトロフィーが行われます。

本競走は1969年にイギリスから3名の騎手を招待し、東京及び京都競馬場で『英国騎手招待競走』として4競走行われ、そのうちの一つに第18代ダービー卿エドワード・ジョン・スタンリー伯爵からトロフィーの寄贈を受けたことが始まりです。

ハンディキャップ競走ということもあり、展開次第では波乱も起こりやすく、思わぬ伏兵が台頭して高額配当となるケースも珍しくありません。2008年には16番人気のダンスフォーウィンが3着に入線し、3連単100万円を超える高配当となりました。

今年も重賞タイトルホルダーを含む、実力馬が出走予定です。注目はデビューこそ3歳の2月と遅れましたが、レース毎に成長著しく、父ダイワメジャーの遺伝子を受け継いだダイワマッジョーレでしょう。前走の東京新聞杯では2着惜敗でしたが、出走馬中最速の上がりを見せ、勝ち馬との着差は0.1秒。待望の重賞タイトルまであと一歩といったところでしょうか。

迎え討つはタイトルホルダーのダイワファルコンをはじめ、昨年の最優秀3歳牝馬ジェンティルドンナの全姉ドナウブルーや安田記念優勝馬リアルインパクト、レース史上4頭目となる連覇に期待がかかる昨年の覇者ガルボ。

本レースに勝ち、春のマイル王決定戦へ弾みをつけるのはどの競走馬か。桜の舞う中山競馬場で約1分半の戦いから目が離せませんね。

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