きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

三冠馬vs牡牝クラシック馬vs海外馬

11月28日は、的場 勇人 騎手の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

日曜は、東京競馬場でジャパンカップ、阪神競馬場で京阪杯が行われます。ジャパンカップは、今年1年の東京競馬場開催を締めくくるレースです。

ジャパンカップは1981年に創設されたレースです。「世界に通用する強い馬作り」を目指し、外国馬をを招待して国内最強馬と競わせる舞台として誕生したのがジャパンカップです。創設当時は外国招待馬が上位を占めていましたが、近年では形成が逆転。海外馬vs日本馬の趣から、日本馬の最強を決める舞台になっています。

昨年は最強牝馬アーモンドアイvs無敗三冠馬コントレイルvs無敗牝馬三冠馬デアリングタクトに沸いたレースとなりました。大逃げを図ったキセキを直線捉えたアーモンドアイが、コントレイル、デアリングタクトの追撃を振り切り優勝。最強馬激突を制して、引退の花道を飾りました。

今年のジャパンカップは18頭の出走となりました。過去10年1〜3着の枠番は、
・1枠 : 4-3-2
・2枠 : 2-0-2
・3枠 : 1-1-2
・4枠 : 1-1-0
・5枠 : 0-2-0
・6枠 : 0-1-0
・7枠 : 1-0-3
・8枠 : 1-2-1
となっています。過去10年で2013年、2012年以外を除き1枠、2枠のいずれかの馬が馬券対象となっています。逆に7枠、8枠では2015年ショウナンパンドラ(7枠)、2012年ジェンティルドンナ(8枠)と2頭優勝馬を出していますが、ショウナンパンドラは直線馬群を割いての優勝、ジェンティルドンナは内側から抜け出しての勝利でした。過去直線大外から一気の末脚で連に絡むケースなくはないですがケースとしては少なく、外枠に入った馬を狙うとすれば、直線で進路を内側に取れるかどうかがポイントになりそうです。また、過去10年で牝馬の活躍も目立っているレースです。

土曜時点のオッズでは、コントレイルが1.7倍、シャフリヤールが4.3倍、オーソリティが8.4倍、ユーバーレーベンが20.7倍、アリストテレスが21.0倍、ブルームが24.5倍、ジャパンが36.0倍、キセキが36.8倍、グランドグローリーが39.9倍、マカヒキが43.8倍、ワグネリアンが46.8倍、シャドウディーヴァが58.0倍、サンレイポケットが74.3倍、ムイトオブリガードが170.4倍、ウインドジャマーが175.9倍、ユーキャンスマイルが188.2倍、モズベッロが194.9倍、ロードマイウェイが239.1倍となっています。

先週のマイルチャンピオンシップでは、グランアレグリアが引退レースを勝利で飾りました。今週のジャパンカップでは、三冠馬コントレイルの引退レースとなります。そのコントレイルと、次世代を担う今年のダービー馬シャフリヤールと今年のオークス馬ユーバーレーベンが激突。非常に楽しみなレースとなりました。

東京競馬も今週でオーラス、来週からは5回中山スタートで年の瀬が近づいてきます。東京開催を締めくくるに相応しいレースが繰り広げられそうです。

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