きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

マイルを制してGIへ

ようこそいらっしゃいませ。

2021年の競馬が開幕したのも束の間、JRAより1月9日からの中山競馬が無観客競馬で開催される発表がありました。そのため、今日からの3日間開催も競走馬が疾走する蹄の音だけが聞こえる寂しい中山競馬場となりました。今はただ、競馬の継続とコロナの収束、それによって競馬場に大歓声が戻る日を祈るのみです。

さて、今週は3歳馬によるマイル重賞が2競走行われます。
10日(日)は、中京競馬場でシンザン記念(GIII)が行われます。近5年で、牝馬が2勝しており、牝馬の取捨選択が馬券の鍵を握りそうです。2020年の年度代表馬に輝いたアーモンドアイは2018年にこのレースを制しています。また、本年は右回りの京都競馬場でなく、左回りの中京競馬場での開催とあって、同じく左回りの東京競馬場や新潟競馬場での実績がある馬が活躍するかもしれません。(株)ロードホースクラブ様のロードマックスは、前走、右回りの阪神競馬場で行われたGI・朝日杯フューチュリティステークスで優勝馬から0.6秒差の6着でしたが、前々走は左回りの東京競馬場で施行されたGII・京王杯2歳ステークスでは勝ち馬とタイム差無しの2着と左回り実績十分。オーナーからは「GIの前走でも6着に健闘。走り慣れた左回りコースに戻り、人馬共に初タイトルを・・・と期待しています」とコメントをいただきました。

11日(祝・月)は、3歳牝馬のマイル重賞・フェアリーステークス(GIII)が無人の中山競馬場で行われます。昨年の優勝馬スマイルカナは牝馬クラシック初戦の桜花賞(GI)で3着と好走したように、このレースをステップに本番での活躍も期待されます。今年は出走16頭中、なんと15頭が1勝馬で混戦模様。当協会所属の六井元一様は前走が記念すべきJRA初勝利。初勝利をオーナープレゼントした愛馬ファインルージュで、初の重賞に挑みます。六井様は「初めての所有馬で重賞に出走させてもらえるだけで、感謝の気持ちでいっぱいです。結果よりも無事に走り切ってくれればそれだけで十分です」と初重賞に臨む愛馬に言葉を送りました。

マイル重賞を制して春のGIへ繋げるのはどの馬か。是非、お見逃しなく!

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