きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話
歌人“京雅”さんからの和歌(沓冠) 菊花賞
先週はコントレイルが、牝馬三冠を成し遂げたデアリングタクトに続く2週連続の無敗の三冠達成となるかを賭けて、三冠最終戦の菊花賞(GI)に挑みました。結果は皆様もご存じの通り、直線での接戦を制してコントレイルがディープインパクト以来、史上3頭目の無敗の三冠馬に輝きました。覆面歌人の京雅さんからは、この菊花賞の和歌が届きました。是非、隠れたメッセージを読み解いてください。(メッセージの答えは最後に)
菊花賞 京雅
王道さ
やはり安全
超える坂
出たよ万全
伸び勝つ名馬
隠れたメッセージは「おやこでの さんかんば → 父子(親子)での 三冠馬」です。
王(お)道さ(さ)
や(や)はり安全(ん)
超(こ)える坂(か)
出(で)たよ万全(ん)
伸(の)び勝つ名馬(ば)
<京雅さんの和歌【沓冠】の解説>
前週にデアリングタクトが史上初の無敗の牝馬三冠馬に輝いたことで、コントレイルにも“2週連続の三冠馬誕生”の期待が一層深くのしかかった菊花賞。ファンの期待はオッズにも表れており、単勝は1.1倍。
レース序盤から中盤、王道の中段インコースで脚をじっくり溜める福永祐一騎手とコントレイル。そしてそれをピッタリマークするすぐ外にC.ルメール騎手鞍上のアリストテレスがつけます。3コーナー付近から進路を少し外に出し、直線で前が塞がることのないように安全を確保しながら、淀の坂を超えていくコントレイル。横にはやはりアリストテレスが追走しています。直線、外に持ち出したコントレイルとアリストテレスの2頭が飛び出します。これまでの二冠と異なり、なかなかアリストテレスを振り切れないコントレイル。三冠のうち、3000mの菊花賞が適正としては一番苦しい戦いとなったのでしょう。アリストテレスとの追い比べが続きますが、二冠を制した意地、三冠達成への期待が背中を押したのでしょうか、アリストテレスには決してハナを譲らず最後の力でクビ差、グイと出たところがゴール板でした。
デッドヒートを制し、父ディープインパクト以来となる無敗の三冠、父子での三冠を成し遂げたコントレイルに、幸運にも指定席が当選し京都競馬場に来場できたファンから拍手が降り注ぎました。気が早い話ですが、この先、コントレイル、デアリングタクト、そして古馬の女王アーモンドアイなど、これらの名馬が同じレースで走る日が楽しみでならなくなりましたね。
<京雅さんからの特別和歌>
さて、京雅さんより、コントレイルの三冠を祝して特別な和歌が届きました。隠れたメッセージがいつもと異なり、ひとひねりされていますが、読み取れるでしょうか。是非、挑戦してみてください。
菊花賞 京雅
追い競い
やはり強いさ
この自信
無敵鮮やか
花は爛漫
隠れたメッセージは「おやこ むはい さんかん → 父子(親子) 無敗 三冠」です。
追(お)い競い(い)
や(や)はり強いさ(さ)
こ(こ)の自信(ん)
無(む)敵鮮やか(か)
花(は)は爛漫(ん)
上と下に跨るメッセージが解読できたでしょうか?今回の菊花賞のキーワードとなる3つの言葉を盛り込んだ、京雅さんからの特別和歌でした。
次週の和歌もご期待ください!
※ 【沓冠】の解説
和歌の折句の一種。意味のある10文字の語句を、各句の初め(冠)と終わり(沓)に1字ずつ詠み込んだもの。「沓」とは、体の一番下に着けるもので、「冠」とは、一番上に着けるものであることから、「沓冠」といわれる。 平安貴族の「言葉遊び」で、短歌の中に、本文とは違う言葉を忍び込ませて、和歌の表面とは違ったメッセージを密かに伝えているところが、面白いところ。
※歌人“京雅”さん
長く競馬サークルに住みついている覆面歌人。本年から、当協会ホームページで連載開始。渾身の一首をお届けするので皆さんも、是非、謎解きに挑戦してください。
菊花賞 京雅
王道さ
やはり安全
超える坂
出たよ万全
伸び勝つ名馬
隠れたメッセージは「おやこでの さんかんば → 父子(親子)での 三冠馬」です。
王(お)道さ(さ)
や(や)はり安全(ん)
超(こ)える坂(か)
出(で)たよ万全(ん)
伸(の)び勝つ名馬(ば)
<京雅さんの和歌【沓冠】の解説>
前週にデアリングタクトが史上初の無敗の牝馬三冠馬に輝いたことで、コントレイルにも“2週連続の三冠馬誕生”の期待が一層深くのしかかった菊花賞。ファンの期待はオッズにも表れており、単勝は1.1倍。
レース序盤から中盤、王道の中段インコースで脚をじっくり溜める福永祐一騎手とコントレイル。そしてそれをピッタリマークするすぐ外にC.ルメール騎手鞍上のアリストテレスがつけます。3コーナー付近から進路を少し外に出し、直線で前が塞がることのないように安全を確保しながら、淀の坂を超えていくコントレイル。横にはやはりアリストテレスが追走しています。直線、外に持ち出したコントレイルとアリストテレスの2頭が飛び出します。これまでの二冠と異なり、なかなかアリストテレスを振り切れないコントレイル。三冠のうち、3000mの菊花賞が適正としては一番苦しい戦いとなったのでしょう。アリストテレスとの追い比べが続きますが、二冠を制した意地、三冠達成への期待が背中を押したのでしょうか、アリストテレスには決してハナを譲らず最後の力でクビ差、グイと出たところがゴール板でした。
デッドヒートを制し、父ディープインパクト以来となる無敗の三冠、父子での三冠を成し遂げたコントレイルに、幸運にも指定席が当選し京都競馬場に来場できたファンから拍手が降り注ぎました。気が早い話ですが、この先、コントレイル、デアリングタクト、そして古馬の女王アーモンドアイなど、これらの名馬が同じレースで走る日が楽しみでならなくなりましたね。
<京雅さんからの特別和歌>
さて、京雅さんより、コントレイルの三冠を祝して特別な和歌が届きました。隠れたメッセージがいつもと異なり、ひとひねりされていますが、読み取れるでしょうか。是非、挑戦してみてください。
菊花賞 京雅
追い競い
やはり強いさ
この自信
無敵鮮やか
花は爛漫
隠れたメッセージは「おやこ むはい さんかん → 父子(親子) 無敗 三冠」です。
追(お)い競い(い)
や(や)はり強いさ(さ)
こ(こ)の自信(ん)
無(む)敵鮮やか(か)
花(は)は爛漫(ん)
上と下に跨るメッセージが解読できたでしょうか?今回の菊花賞のキーワードとなる3つの言葉を盛り込んだ、京雅さんからの特別和歌でした。
次週の和歌もご期待ください!
※ 【沓冠】の解説
和歌の折句の一種。意味のある10文字の語句を、各句の初め(冠)と終わり(沓)に1字ずつ詠み込んだもの。「沓」とは、体の一番下に着けるもので、「冠」とは、一番上に着けるものであることから、「沓冠」といわれる。 平安貴族の「言葉遊び」で、短歌の中に、本文とは違う言葉を忍び込ませて、和歌の表面とは違ったメッセージを密かに伝えているところが、面白いところ。
※歌人“京雅”さん
長く競馬サークルに住みついている覆面歌人。本年から、当協会ホームページで連載開始。渾身の一首をお届けするので皆さんも、是非、謎解きに挑戦してください。