きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

いざ、大望へ

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日曜は、中山競馬場でオールカマー、中京競馬場で神戸新聞杯が行われます。
オールカマーは今年で66回目を迎えるレースで、秋の古馬G1戦線に照準を向けてのレースになります。今年は9頭の出走となりました。
前日オッズでは、ミッキースワローが3.4倍、カレンブーケドールが3.4倍、クレッシェンドラヴが4.2倍、ステイフーリッシュが6.8倍、ジェネラーレウーノが7.9倍、センテリュオが11.3倍、サンアップルトンが24.1倍、アウトライアーズが49.2倍、オウケンムーンが59.8倍となっています。ミッキースワローは天皇賞(春)3着、今年3月日経賞優勝、昨年のオールカマー2着の実績、カレンブーケドールはオークス、秋華賞、ジャパンカップと連続2着に京都記念でクロノジェネシスの2着を評価されての人気となっています。

春のG1戦線では、高松宮記念のモズスーパーフレア(牝5)、大阪杯のラッキーライラック(牝5)、安田記念のグランアレグリア(牝4)、宝塚記念のクロノジェネシス(牝4)と牝馬が強さを誇りました。その流れはこの秋もつづくのか、まずは前哨戦に注目が集まります。オールカマーで牝馬というと、1997年にメジロドーベルがオークス優勝から参戦して逃げ切り優勝。以降、2015年のショウナンパンドラまで18年間、優勝から遠ざかっていました。それだけ牡馬中心のメンバー構成が多かったレースでもありますが、近年では実績のある牝馬の参戦も目立ち、ラキシス、ヌーヴォレコルト、マリアライト、ルージュバックとオールカマーからエリザベス女王杯へと向かい、ラキシス、マリアライトが優勝、ヌーヴォレコルトが2着と結果を残しています。牡馬だけでなく牝馬にとっても、秋G1戦線へ向けての前哨戦のひとつとなっています。

今年はカレンブーケドール、センテリュオの2頭が牝馬で出走しています。牡馬と牝馬、大望への照準を計り、火花散る攻防となりそうです。

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