きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

三冠最終戦・菊花賞

ようこそいらっしゃいませ

先週は、牝馬のクラシック最終戦・秋華賞が行われ、春のうっ憤を晴らす見事な走りでクロノジェネシスが優勝しました。

さて、今週は牡馬のクラシック最終戦・菊花賞です。秋華賞と同様に春のクラシック馬不在で行われるこの一戦。春の皐月賞・日本ダービー馬共に不出走の菊花賞は過去に18回あり、春のクラシックレース経験馬が12勝となっており、データ的には経験馬が優勢です。しかし、近5年に限定するとクラシックレース経験馬2勝、未経験馬3勝となっており、一昨年のキセキ、昨年のフィエールマンと未経験馬が2年連続優勝している状況です。

今年の注目馬をご紹介いたします。
<クラシックレース経験馬>
ヴェロックス:皐月賞2着、日本ダービー3着。春の悔しさを菊花賞で晴らしたいところ。
サトノルークス:春のクラシックレースは実力を出し切れなかったもののトライアル・セントライト記念で2着。
レッドジェニアル:春は菊花賞の行われる京都競馬場の重賞を制覇。コース適正で戴冠を狙う。

<クラシックレース未経験馬>
ホウオウサーベル:前走・阿賀野川特別では古馬を倒して優勝。連勝街道で菊花賞制覇を狙う。
ザダル:春は日本ダービーを回避し、馬の状態を最優先に。セントライト記念3着をステップに優勝を目指す。
ワールドプレミアム:前走・神戸新聞杯ではクラシックレース経験馬ヴェロックスに先着を許したが、菊花賞に強い武豊騎手と逆転を狙う。

ホウオウサーベルの小笹芳央オーナーは「8月の阿賀野川特別を勝った段階で、
トライアルを使わず、菊花賞に直行することを決めました。長距離適性はあると思いますので、あとは蛯名ジョッキーに託すだけです。好走を期待しています」とコメントをいただきました。
「強い馬が勝つ」という格言の菊花賞。世代の強い馬決定する三冠最終戦・菊花賞が今、スタートします。

×