きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

オーロラビジョン

9月8日は、大野 拓弥 騎手の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

本日、9月8日は、サンフランシスコ平和条約が結ばれた日(1951年)であり、“山が動いた”という言葉で知られる土井たか子さんが日本社会党の委員長に就任した日(1986年)。そしてもうひとつ、東京競馬場のオーロラビジョンが完成した日(1984年)です。

――あれっ!? 東京競馬場は、オ―ロラビジョンじゃなくて、ターフビジョンじゃなかったっけ……。
そうです。ターフビジョンのひとつ前……それがオーロラビジョンでした。当時の競馬を記憶されておられる先輩たちの脳裏には、ミスターシービーが大欅の手前でスパートをかけた毎日王冠のあのシーン……大きなどよめきにスタンドが揺れたシーンが刻まれているのではないでしょうか。
画面を3分割できる、現在のマルチターフビジョンが設置されたのは2006年。発光ダイオード(LED)を使用したディスプレイで、画面の大きさは、横66.4m縦11.2m。テニスコート約3倍の743.68㎡の面積を誇る、“世界最大の映像スクリーン”としてギネス世界記録にも認定されました。さすが、世界に冠たる東京競馬場です。
が、しかし。中山競馬場だって負けてはいません。

2009年6月12日から運用が始まった中山の2面ターフビジョンは、左側……横40.8m縦9.9mの画面では、ダイナミックなライブ映像と着順などの情報。右側……横14.4m縦8mの画面では、パドック映像やオッズなどが表示されています。

――東京に日本ダービーがあるなら、こっちには有馬記念がある。
――NHKマイルから始まる4週連続GⅠはないけれど、ジャンプのGIは2つとも中山だ。
――朝日杯は阪神に移ったが、代わりとなるホープフルステークスを大事に育てていこう。
喧々諤々、さまざまな思いはありますが。札幌、函館、福島、新潟、東京、中京、京都、阪神、小倉、そして……中山。全10場が切磋琢磨しながら、競馬の振興とさらなる発展に向け、力を併せて頑張りましょう!

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