きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

「降級制度」廃止

7月29日は羽月友彦調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
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28日、JRAより平成31年度(2019年)の夏から「降級制度」を廃止するとの発表がなされました。
4歳春季競馬までに獲得した平地収得賞金の取扱いについて、現行の「4歳春季競馬までに獲得した収得賞金を(4歳の)夏季競馬開始時点で2分の1とする」から「4歳春季競馬までに獲得した収得賞金を(4歳の)夏季競馬開始時点で2分の1としない」とする変更です。いわゆる降級制度の廃止になります。

春開催時に1000万クラスだった馬が500万クラスに出走し、ファンにとっては夏の降級馬は馬券の醍醐味のひとつにもなっていました。今回の対応について、JRAでは期待できる効果を以下としています。

(1) 各クラスに応じた実力の拮抗した興趣溢れる競走を提供できること
(2) 高条件競走の増加により、レベルの高い競走をより多く提供できること
(3) 原則として、勝利度数に基づいた分かりやすい「クラス分け」となり、お客様にとって、より分かりやすく参加しやすい制度となること

降級制度により、1600万、オープン競走が編成しずらくなっていた面もありました。今回の決定はどのような変化をもたらしていくでしょうか? 制度の廃止は2019年度夏季競馬からの実施となります。

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