きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

2018年クラシック世代、東西一番星

6月4日は伴啓太騎手の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

来年のクラシックへ向けて新馬戦がスタートしました。東西で2歳新馬戦が行われ、世代一番星の名前がそれぞれ刻まれました。
最初に行われた阪神5R2歳新馬戦を勝ったのは、ディープインパクト産駒のケイアイノーテックでした。道中は馬場内側でレースを進め、直線でステッキが入るとグッとひと伸びして後続を突き放し、最後は2着バイオレントブローに2馬身差をつけての勝利でした。ケイアイノーテックの母ケイアイガーベラはダートで成績を残した馬で、プロキオンステークスにカペラステークスとダート重賞2勝。現役引退後、繁殖入りし、ケイアイノーテックは2頭目の仔になります。ケイアイガーベラの初仔はケイアイノーテックと同じくディープインパクトと交配してできた仔で、2014年のセレクトセールでカタールレーシングに落札され昨年イギリスでデビュー。デビュー戦を勝利で飾っています。全弟のケイアイノーテックも国内で初戦を勝利で飾りました。

東の一番星はマツリダゴッホ産駒ヴィオトポスが直線外から伸びて、2着ブショウに1馬身1/4差をつけての勝ち名乗りとなりました。馬主はサラブレッドクラブ・ラフィアンで、2015年ペルソナリテ(ステイゴールド産駒)、昨年のマイネルバールマン(ジョーカプチーノ産駒)と3年連続で東の一番星となりました。ヴィオトポスの母はマイネヴィータで母の父はナリタブライアンになります。ナリタブライアンは史上5頭目の三冠馬で記録だけでなくファンの記憶にも深く残る馬でした。1996年に引退し種牡馬入りするも、1998年にこの世を去っています。母系にわずかに血が残るのみとなっていますが、メジロマックイーンがステイゴールドとの組み合わせによる黄金配合として再び注目が集まったように、ナリタブライアンの血にも再び光があたってほしいと願っています。

日曜は東京で安田記念が行われます。昨年はモーリス凱旋が話題の中心でしたが、今年は大激戦。オッズ10倍以内に5頭が並んでいます。前日オッズではイスラボニータが単勝3.6倍で1番人気となっています。鞍上のルメール騎手はG1・3連勝中。昨年のマイルチャンピオンシップではミッキーアイルに逃げ切られたものの、それでもアタマ差まで迫っての2着でした。果たしてるルメール騎手のG1・4連勝となるでしょうか。

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