きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

成長遂げる4歳牝馬

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日曜東京競馬場で行われたヴィクトリアマイルは、6番人気のアドマイヤリードが優勝。2着に11番人気のデンコウアンジュ、3着に7番人気のジュールポレールの結果となりました。土曜からの雨で馬場はやや重ながらも、午後から日差しが戻ってのレースとなりました。スタートからソルヴェイグが逃げてペースを作り、前半の600mを35秒6。1000mを1分0秒1で通過。直線では、アドマイヤリードが抜け出し、外からデンコウアンジュが迫ってきたところでのゴールとなりました。アドマイヤリードの上がりタイムは33秒4。1分33秒9の決着でした。

勝ったアドマイヤリードは、父ステイゴールド、母父ニューメラス、母ベルアリュールIIの血統です。3歳時は、桜花賞5着にオークス15着、ローズステークス7着止まり。目立った存在ではなかったものの、年明けの条件戦2連勝から軌道に乗り、阪神牝馬ステークス2着からの栄冠でした。昨年10月の堀川特別では上がり32秒9を記録し、続く衣笠特別でも上がり一番時計。年明けの北大路特別にしても、飛鳥ステークスにしても時計がかかる馬場を苦にせず抜群の末脚でしたから、まさに今日のヴィクトリアマイルの馬場も得意分野だったのでしょう。

それにしても驚いたのが4歳牝馬の躍進でした。掲示板5頭のうち、4頭が4歳馬。4着に7歳牝馬のスマートレイアーが入ったのみで、アドマイヤリード、デンコウアンジュ、ジュールポレール、ソルヴェイグと4歳牝馬が掲示板を占拠しました。ジュエラーにシンハライト、メジャーエンブレムとクラシックを賑わせたヒロインが古馬戦線を走る前に引退し、4歳牝馬は牡馬に比べて話題が遠のいていましたが、秋華賞馬のヴィブロスが3月のドバイターフで優勝しているわけですから、まだまだ活躍馬が出てきそうです。

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