きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2014.8.21

ようこそいらっしゃいませ。

ヨーロッパ競馬は戦いが進み、それに連れて各カテゴリーでの勢力図が見え始めている昨今です。

●昨日もちょっとお伝えしましたが、マイル路線では3歳馬キングマンのパフォーマンスレベルが飛び抜けて高いのは誰しもが認めるところでしょう。ここまで8戦7勝、マイル最高峰レースのサセックスS、ジャックルマロワ賞では昨年のチャンピオンに君臨したトロナド、オリンピックグローリーのカタール勢を粉砕しました。神脚と言えそうな末の切れが半端じゃありません。勝負どころではハロン10秒台前半の脚を使います。この脚が10F戦でも使えるようだと、フランケル級の評価も夢じゃなくなるのですが。とりあえず今季は10月のマイルG1クイーンエリザベス2世Sでフィニッシュ、さて、来季はどうするのでしょうか?

●これに対して中距離のカテゴリーは混迷状態ですね。昨日の10FG1インターナショナルSをこれも3歳のオーストラリアが勝ちましたが、メンバー的にさほどのレベルとは言えず評価は微妙です。オーストラリアから2馬身+2.25馬身差の3着に入ったテレスコープは、キングジョージで3歳牝馬のタグローダの3馬身差2着だった馬です。これを一応の物差しにしても、オーストラリアがタグローダより強いという印象はありません。そのタグローダは今夜行われるヨークシャーオークスで凱旋門賞前の一叩き。単勝オッズは1.2倍程度のようです。どんな競馬を見せてくれるか楽しみです。やはり今年も3歳牝馬が強いということになるのでしょうか?

●今に始まったことではないのですが、それにしてもヨーロッパのG1レースは頭数が揃いませんね。参加に意義があるのではなく、勝ち負けにならない馬を出走させることは馬主のプライドを疑われてしまうという伝統的な価値観がそうさせるのでしょうが、他人事ながら、それで興業的に成立するのかと心配してしまいます。