きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2020.10.1

歌人“京雅”さんからの和歌(沓冠) 神戸新聞杯

10月1日は、戸田 博文 調教師、茶木 太樹 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
今日から暦は10月。今年の競馬も残すは3ヶ月となりました。新型コロナウイルスの影響を受けている一年ですが、秋競馬はここからGI競走が続き盛り上がるところ。中山競馬場のパドックに掲げる当協会の「コロナ禍 みんなでがんばろう」のメッセージのとおり、今年の残りの競馬も競馬関係者・ファンが一丸となって魅力ある競馬を続けていきたいですね。
さて、覆面歌人の京雅さんからは、秋のGI・菊花賞へ繋がるトライアル競走、神戸新聞杯(GII)の和歌が届きました。是非、隠れたメッセージを読み解いてください。(メッセージの答えは最後に)

神戸新聞杯 京雅

君はタフ
訓練しさあ
虹ロマン
無敵抜けたな
軽快な脚

隠れたメッセージは「きくにむけ ふあんなし → 菊に向け 不安なし」です。
君()はタフ(
訓()練しさあ(
虹()ロマン(
無()敵抜けたな(
軽()快な脚(


<京雅さんの和歌【沓冠】の解説>
神戸新聞杯、注目は何といっても春の二冠、皐月賞と日本ダービーを無敗で制したコントレイル。競馬サークル、ファンの関心を一身に集め単勝オッズは1.1倍、期待がオッズにも表れていました。
コントレイルは道中、中段インコースでジッと脚を溜めます。4コーナーでは馬群に埋もれ、抜け出すことが困難かと思われるシーンもありましたが、そこは無敗で二冠制したタフな馬。直線に向き、わずかに出来た進路を鞍上の福永祐一騎手の抜群の手綱裁き相まって、抜け出してくると、そこからは一頭次元が違い、持ったままの軽快な脚で無敵のコントレイルが突き抜けました。ゴールまでの一人旅は早くもこの先の「無敗の三冠馬」という虹のロマンを見据えたかのような優雅な走り。隠れたメッセージの通り、「菊に向け、不安なし!」の完璧な快走でした。

2歳~3歳クラシック前までは、距離の不安なども囁かれていたコントレイルですが、1戦ごとに福永祐一騎手も驚く進化で成長。日々の調教、レースでの訓練の末の集大成が大記録のかかった菊花賞、ということになるでしょう。
無敗の三冠馬は過去に二頭のみ。シンボリルドルフ、ディープインパクトに続く偉業達成となるのか。世間も大注目の菊花賞は10月25日(日)京都競馬場、15時40分に発走です!!


※ 【沓冠】の解説
和歌の折句の一種。意味のある10文字の語句を、各句の初め(冠)と終わり(沓)に1字ずつ詠み込んだもの。「沓」とは、体の一番下に着けるもので、「冠」とは、一番上に着けるものであることから、「沓冠」といわれる。 平安貴族の「言葉遊び」で、短歌の中に、本文とは違う言葉を忍び込ませて、和歌の表面とは違ったメッセージを密かに伝えているところが、面白いところ。

※歌人“京雅”さん
長く競馬サークルに住みついている覆面歌人。本年から、当協会ホームページで連載開始。渾身の一首をお届けするので皆さんも、是非、謎解きに挑戦してください。