馬事叢論 活動報告、提言など

第8回「憧れのレキシントン(後編)」

アメリカで見たこと考えたこと 第8回「憧れのレキシントン(後編)」

A.P.インディ、マインシャフト親仔、ミエスク、キングマンボ、レモンドロップキッドの母仔孫、ため息がもれるラインナップのレーンズエンドファーム。 最後に登場したのは、あの馬でした。

A.P.インディ、マインシャフト親仔、ミエスク、キングマンボ、レモンドロップキッドの母仔孫、レーンズエンドファームのラインナップにはため息がもれます。

次に引き出されてきたのはビロングトゥミー、快速血統ダンチヒ直仔で5代母が名牝ラトロワンヌ、アメリカを中心に大成功を収めている母系ですね。

ビロングトゥミーの近親には、サンデーサイレンスの永遠のライバル・イージゴーア、ブエナビスタ、レッドディザイアの母父カーリアン、凱旋門賞などに13勝した女傑アレフランスなどそうそうたる名馬が顔を連ねています。

ヨーロッパ血脈とアメリカ血統の融合、このあたりにレーンズエンドのポリシーがあるのでしょうか。

さて、最後に登場したのがカーリン。
ブリーダーズCクラシック、ドバイワールドCを連覇した近年の最強馬といっていい存在です。

昨年からレーズンエンドに繋養されことし初年度産駒が誕生、来年9月のキーンランド・セプテンバーセールでは大きな注目を集めることでしょう。

産駒は2012年から競馬場にお目見えすることになります。素晴らしい馬体の持ち主で引退したキングマンボの後継として世界中で活躍する姿が目に見えるようです。

世界が羨望する素晴らしい種牡馬をラインナップするレーンズエンドファームにアメリカ競馬の奥の深さを実感させられた思いを胸に一行は次なる研修地チャーチルダウンズへ向います。

※この記事は2010年11月16日に公開されました。


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