桜通信

2014年4月2日 / 曇り 最高気温:20 °C 最低気温:9 °C

枝垂れ桜(正門) 中山馬主協会60周年記念植樹

記念植樹であることは前回ご紹介しましたが、こちらも植樹から6年が経過し、次第に花の数も増えてきています。

枝垂れ桜の花びらも河津桜ほどではありませんが、濃い桃色の花を天空から枝をしならせるように垂らせます。

見る者を魅了する枝垂れ桜ですが、桜の品種に枝垂れ桜という名はありません。

枝垂れ桜のほとんどがエドヒガンザクラという品種がしだれになったもので、本来ならば上に向かうはずだった枝が下に垂れてしまったのが始まりと考えられています。

染井吉野(向正面)

向正面のソメイヨシノも8~9割ほど咲き、ほぼ満開に近い状態です。

スタンド側から見てもコースの外周が淡いピンク色になっているのが分かりますね。今日の雨で散ってしまわないか心配ですが、今週の開催は満開の桜の中でレースが見れそうです。

ソメイヨシノの花言葉は「高貴」だそうです。
桜の中には樹齢何百年も立つ巨木があり、その姿は威厳に満ち溢れていることからも連想できますね。

また、「精神美」とも表され、英語でも「spirituality」という花言葉になっているそうです。
言葉だけでなく、身の回りの物にも、良く使われていますし、日本人にとって生活の一部として特別な花であり身近な花なんですね。

染井吉野(正門前)

競馬場の正門前にあるソメイヨシノはすっかり満開のようです。
先週気温の上昇とともに徐々に花開き始めたソメイヨシノは、今週に入って一斉に開花しました。

河津桜と違った白に近い薄い桃色の花弁が特徴ですね。
ちなみにソメイヨシノは一代雑種のため、種子から自然に増える事ができないことをご存知でしたか?

つまり、日本に咲いている桜(ソメイヨシノ)は日本人の手によって人工的に増やされたということになります。

もともとは1本のソメイヨシノから始まったストーリー。
そのたった1本のソメイヨシノは、台木に接木をして数を増やしていき、日本全土に自分の分身を増やしていきました。

簡単にいうなれば、1本の原木から同じ遺伝子を持ったもう一人の自分がどんどん生まれていき、一斉に同時期に開花するということです。

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