海外だより

レース選択の多様化

先週のドバイワールドCの圧勝劇で世界を驚かせたローレルリバー。玉砕覚悟の逃走劇で、あの強いウシュバテソーロが9馬身もちぎられるシーンを想像できたファンはいなかったと思います。ところが彼は、ご存じのようにワールドCデー直前までは、持ち前のスピードをフルに生かせるワンターンコースでのマイル戦・G2ゴドル...

外国産馬とクラシック

桜満開の季節、競馬はクラシック真っ盛りのシーズンを迎えました。今年のクラシック世代は2歳戦から外国産馬がスタートダッシュを利かせ、そろそろ栄冠を戴冠するのではと期待が高まっているようです。日本の競馬史には、外国産馬が飛び抜けて強い時代がクッキリと刻み込まれています。粗っぽい例え話になりますが、8戦8...

サムライ・ジョッキー対決

世界中のサラブレッドに圧倒的な影響力を及ぼしているノーザンダンサーの生まれ故郷であるカナダを拠点に、世界の頂上を競う一流騎手への道を歩んでいる〝サムライ・ジョッキー〟木村和士さんが、その最高の栄誉である「ソヴリン賞」の最優秀騎手賞に輝きました。3年連続の快挙です。カナダで騎手免許を取得し、デビューす...

復活の香港

南半球では秋シーズン真っ盛りの今週は、香港のシャティン競馬場で「チャンピオンズデー」が開催されます。当地では春季にあたる歳末の「香港国際競走デー」と並び立つ最高峰レースです。賞金の高いことでは日本が有名ですが、香港も1レースあたりの賞金額では世界一ですから負けていません。今回のメイン・G1クイーンエ...


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