第10回芳野 友美さん
女優
矢部美穂さんからバトンをいただきました、「再現ドラマの女王」こと女優の芳野友美と申します。
私は2018年にたまたま東京競馬場に遊びに行ったことがキッカケで、競馬との運命の出会いを果たしました。これまでは無趣味で何かに深くハマることが無く、ましてや競馬なんて無縁の世界だと思っていたので、自分でも驚く衝撃体験!
そのハマり様は凄まじく、暇を見つけては競馬場に足を運び、競走馬を眺めてはニヤニヤして、返し馬で涙して(私の1番の感動ポイントです)、レースで思いっきり叫んで、美味しいグルメを堪能。各競馬場にも行ってみたくなり、全10場制覇を果たしました。次の目標は新しくなった京都競馬場に行くこと!
コロナ禍で無観客開催になった時には、競馬場に行くという楽しみが奪われ、想像以上のダメージを受けました。TV越しにしか見ることが出来ない競走馬たちを見ると、まるで遠距離恋愛の寂しさのようなものが押し寄せ、完全に馬ロス状態。そこで出会ったのが乗馬でした。当初は乗ることではなく、会って触れてお世話がしたいだけという不純な動機でしたが(笑)、いざ始めてみると乗馬もまた奥深く、競馬同様にどハマりしております。人生って何が起こるか分からないものですね。
さて、私は競馬場に行った際、レーシングプログラムを活用させていただいてます。新聞やオッズに頼らずに自分の目でパドックと返し馬を見て直感で選ぶことを楽しみたいから。単に新聞の豊富な情報量を活用しきれないというのもありますが…。とてもシンプルなレーシングプログラムは、いつまで経っても初心者レベルの私には無くてはならない存在。
そのレーシングプログラムに、出走馬の個性とかキャッチフレーズなど一言添えてもらえたら面白い!という願望があります。欲を言えば、関係者の皆様に各管理馬についてインタビューしてもらって、現役競走馬のプライベートな部分、面白いエピソードなどをまとめ、期間ごとに内容が変わるブースを作ってもらいたいです。きっとどの馬も一言じゃ説明できない色んな面を持ってると思うので。
競馬と出会うまでは、どれも同じに見えていた馬たちですが、人間同様に顔も体型も性格もみんなバラバラで、それぞれが持つ個性やエピソードがあることを知ってから、私は色んな競走馬の逸話に興味を持ちました。
泳ぎが下手とか、パドックで寝ようとしたとか、想いを寄せてる馬がいるとか、カイバは混ぜ合わせず御膳のように並べないと食べないとか… レースで見せる凛々しい顔以外のお茶目な面をたくさん知りたい!インターネットで様々なエピソードを知ることができるものの、やはり有名な馬に限られてしまいます。私はそれだけでは飽き足らないところまで来てしまいました。
馬券という意味では関係ないことかもしれませんが、例えば「甘えん坊」とか「綺麗好き」と言った特徴や「やるときゃやる!」みたいなキャッチフレーズで、グッとその馬との距離感が縮まる気がするのです。「暴君」「調教嫌い」「気分屋」など一見マイナスっぽい性格でも、私はむしろ馬券を買いたくなるので、関係者の皆様には正直に教えてほしいです(笑)。「自分と似てるな」とか、「可愛いな」とかそんなキッカケで、その馬のことをもっと知りたくなってファンになったりする方も増えるのではないでしょうか。
特にレーシングプログラムを見る方には初心者が多いと想像します。初心者は馬券を買うにもどの馬を選んだらいいのかチンプンカンプンなので、より気軽に選びやすくなるとも思うのです。
ただでさえ暇もないくらいお忙しい中、関係者の皆様には更に仕事を増やしてしまうことになるので、申し訳なくおこがましいですが、これはあくまでこうなったらいいなという妄想ですので、私の我儘をお許しください。
競馬と出会って5年、金杯からホープフルSまでの各重賞レースで季節を感じられるようになり、やっといっぱしの競馬ファンになれたかなというところですが、これからも一競馬ファンとして競馬界の発展をお祈りします!
川上 大輔さんです。
※この記事は 2023年10月20日 に公開されました。