京雅の沓冠
（和歌）

2024.2.8

「きさらぎで　夢向かう」（秘められたメッセージ）

＜京雅さんの和歌【沓冠】の解説＞
　春のクラシックに向けて、賞金加算を狙う馬たちが集結するきさらぎ賞。寒さのきつい冬の重賞を制して一気にクラシック路線へと名乗りをあげたいところでしょう。
　阪神の新馬戦を制してきさらぎ賞に歩みを進めてきたビザンチンドリーム。スタートはタイミングが合わず後方も慌てず後方待機（最初は緩め）。ラスト６００メートルのハロン棒辺りから馬群は凝縮（ラスト混む）。ビザンチンドリームは大外から鋭い脚で強襲。最後は3頭が並んでゴール板を通過。ハナ差、ハナ差の大接戦を制しました。（ギリで差せるか、出たよ感動）
　馬名にも“夢”が含まれているビザンチンドリーム。２戦２勝でクラシックという夢の制覇に向かいます。
（秘められたメッセージ「きさらぎで　夢向かう」）

※ 【沓冠】とは・・・　沓冠は「くつかむり」「くつかぶり」「くつこうぶり」とも読まれる。和歌の折り句の一種で、10文字の語句を、「各句の初めと終わりに、それぞれ1字ずつ詠み込んだ」もの。

※【京雅】・・・競馬会をこよなく愛する歌人。はっきりと言えないことを、沓と冠に隠して相手に伝える達人。日々、平安貴族の世界に思いを馳せている。

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