京雅の沓冠
(和歌)


隠れたメッセージは「魂の 走り見せ」

<京雅さんの和歌【沓冠】の解説>
 いよいよ始まった秋の中山開催。その開幕週の戦いは京成杯オータムハンデ。この一戦を、59キロのハンデ頭となりながらも、堂々と制したのは馬名の由来の通り、魂の走りを見せたソウルラッシュ(馬名の由来は“魂の突進”)。
グラニットが逃げて、縦長となる展開の中、好位置でしっかりと脚を溜めると、直線では前の馬を皆差させる絶好のポジションに。一気の追い込みで、昨年のマイラーズカップ以来となる重賞2勝目を手にしました。
また、本競走はサマーシリーズの最終戦。見事に、ソウルラッシュをエスコートした松山弘平騎手が逆転で、サマージョッキーズシリーズ制覇を決めました。


※ 【沓冠】とは・・・ 沓冠は「くつかむり」「くつかぶり」「くつこうぶり」とも読まれる。 和歌の折り句の一種で、10文字の語句を、「各句の初めと終わりに、それぞれ1字ずつ詠み込んだ」もの。
※【京雅】・・・競馬会をこよなく愛する歌人。はっきりと言えないことを、沓と冠に隠して相手に伝える達人。日々、平安貴族の世界に思いを馳せている。

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