京雅の沓冠
(和歌)


隠れたメッセージは「視界良し 秋へ予知」

<京雅さんの和歌【沓冠】の解説>
 夏の札幌競馬の祭典・札幌記念が8月20日に行われ、春の海外遠征以来の実践となったプログノーシスが2着のトップナイフに4馬身差で快勝しました。
 スタート後は、手綱を抑えて後方待機。向正面に入ると今度は、インコースをスルスルと中団まで押し上げ、3、4コーナーでは、外に持ち出すなど、自在性を披露。“しめた”とばかりに、一気に駆け抜け、良き脚で疾走しました。
 ここ札幌記念を勝利し、秋に向けての視界は良好。馬名の由来である「予知」が示す通り、自らの秋の大舞台での活躍を予知するかのような見事な走りでした。


※ 【沓冠】とは・・・ 沓冠は「くつかむり」「くつかぶり」「くつこうぶり」とも読まれる。 和歌の折り句の一種で、10文字の語句を、「各句の初めと終わりに、それぞれ1字ずつ詠み込んだ」もの。
※【京雅】・・・競馬会をこよなく愛する歌人。はっきりと言えないことを、沓と冠に隠して相手に伝える達人。日々、平安貴族の世界に思いを馳せている。

×