京雅の沓冠
（和歌）

2023.8.10

隠れたメッセージは「セキフウと　武豊」

＜京雅さんの和歌【沓冠】の解説＞
　中央競馬で唯一の1700mの重賞・エルムステークス。地方交流競走も含めて、さまざまな活躍の舞台がある秋以降のダート参戦に向けて、是が非でも、結果と賞金を上積みしたい古馬達が集結。その古馬の争いを見事に制したのは６番人気と伏兵扱いとなったセキフウ。
道中は後方に待機し、直線に入ると、溜めに溜め、秘めた末脚を繰り出し、疾き(早い)脚で豪快に先行勢を差し切りました。
セキフウをエスコートした武豊騎手も流石の一言。今年はジャックドールでの大阪杯優勝を含め重賞７勝と好調です。
「セキフウと武豊」初コンビながら息の合った競馬で札幌競馬場を沸かせました。

※ 【沓冠】とは・・・　沓冠は「くつかむり」「くつかぶり」「くつこうぶり」とも読まれる。和歌の折り句の一種で、10文字の語句を、「各句の初めと終わりに、それぞれ1字ずつ詠み込んだ」もの。

※【京雅】・・・競馬会をこよなく愛する歌人。はっきりと言えないことを、沓と冠に隠して相手に伝える達人。日々、平安貴族の世界に思いを馳せている。

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