京雅の沓冠
(和歌)
隠れたメッセージは「駆け抜ける 千直」
<京雅さんの和歌【沓冠】の解説>
いよいよ開幕した夏の新潟競馬。開幕週を盛り上げるのは新潟名物、千直重賞のアイビスサマーダッシュ。
直線競馬を得意とするスピード自慢が集結した中、今年の快速馬の称号をオールアットワンスが手にしました。
オールアットワンスはスタート後、外埒に駆けて寄せて行き、後方待機。抜け出す瞬間をジッと待ち、ここだ!とばかりに、自信満々で鞭を入れ、追い出しを開始すると狭い進路を切り裂くように駆け抜けてきました。
1年ぶりの競馬をものともせず、2021年のアイビスサマーダッシュ以来の重賞2勝目を手にしました。
※ 【沓冠】とは・・・ 沓冠は「くつかむり」「くつかぶり」「くつこうぶり」とも読まれる。 和歌の折り句の一種で、10文字の語句を、「各句の初めと終わりに、それぞれ1字ずつ詠み込んだ」もの。
※【京雅】・・・競馬会をこよなく愛する歌人。はっきりと言えないことを、沓と冠に隠して相手に伝える達人。日々、平安貴族の世界に思いを馳せている。