京雅の沓冠
（和歌）

2023.3.31

隠れたメッセージは「初の勝ち　人馬共（とも）」

＜京雅さんの和歌【沓冠】の解説＞
雨で馬場が渋る中で行われた春のスプリント王決定戦・高松宮記念。先頭でゴール板を駆け抜けた韋駄天は、ＪＲＡの１２００ｍレコードを出した経験もあるファストフォースでした。
スタートで手綱をしごき、中団前目で待機すると、勝負所で追い出してからの反応も良く、最後まで力強い脚で伸び抜きました。
ファストフォース、鞍上の団野大成騎手、管理する西村真幸調教師が初のＧⅠタイトルを獲得。昨年の高松宮記念と同様に競走馬、騎手、調教師の３者がＧⅠ初勝利という勝利の美酒を味わいました。

※ 【沓冠】とは・・・　沓冠は「くつかむり」「くつかぶり」「くつこうぶり」とも読まれる。和歌の折り句の一種で、10文字の語句を、「各句の初めと終わりに、それぞれ1字ずつ詠み込んだ」もの。

※【京雅】・・・競馬会をこよなく愛する歌人。はっきりと言えないことを、沓と冠に隠して相手に伝える達人。日々、平安貴族の世界に思いを馳せている。

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