京雅の沓冠
(和歌)


「秋華で 二冠なる」(秘められたメッセージ)

<京雅さんの和歌【沓冠】の解説>
 牝馬三冠最終戦の秋華賞。樫の女王(オークス馬)チェルヴィニアが強さを遺憾なく発揮し、夢の二冠「秋華で 二冠なる」(隠れたメッセージ)を豪快に勝ち取ったレースとなりました。
 チェルヴィニアは春のオークスから直行で秋華賞に向かうローテーションを選択。馬のコンディションを最優先した選択で、馬にも自信が見受けられ、鞍上のルメール騎手も見事にエスコート。前半57.1秒のハイペースを7番手から捌き疾走しました。
 勝利後、オーナーは次走について、ジャパンカップへの参戦を希望。昨年の牝馬三冠馬で、チェルヴィニアと同じオーナー所有のリバティアイランドと同じローテーション。リバティアイランドはイクイノックスの後塵を拝し2着でしたが、チェルヴィニアは如何に。次走も注目です。


※ 【沓冠】とは・・・ 沓冠は「くつかむり」「くつかぶり」「くつこうぶり」とも読まれる。 和歌の折り句の一種で、10文字の語句を、「各句の初めと終わりに、それぞれ1字ずつ詠み込んだ」もの。
※【京雅】・・・競馬会をこよなく愛する歌人。はっきりと言えないことを、沓と冠に隠して相手に伝える達人。日々、平安貴族の世界に思いを馳せている。

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