京雅の沓冠
(和歌)


「逃げ決めた 関屋勝つ」(秘められたメッセージ)

<京雅さんの和歌【沓冠】の解説>
 サマーマイルシリーズに指定されている新潟夏の重賞・関屋記念。晴天の新潟にフルゲート18頭が揃いましたが、その中から先頭で駆け抜けたのは、同じくサマーマイルシリーズに指定されている米子ステークスを勝利しているトゥードジボンでした。
 スタートを素早く決めると、得意の逃げを見せ、勝ちパターンに持ち込みます。新潟外回りの長い長い直線も抜群の手応えで、追ってくる各馬は差が詰められぬ状況。ラストは更に突き放す鮮烈な走りで、見事に重賞初制覇となりました。
 サマーマイルシリーズのトップに躍り出たトゥードジボン。シリーズ最終戦9月8日の京成杯オータムハンデで、夏のマイル王が決まります!


※ 【沓冠】とは・・・ 沓冠は「くつかむり」「くつかぶり」「くつこうぶり」とも読まれる。 和歌の折り句の一種で、10文字の語句を、「各句の初めと終わりに、それぞれ1字ずつ詠み込んだ」もの。
※【京雅】・・・競馬会をこよなく愛する歌人。はっきりと言えないことを、沓と冠に隠して相手に伝える達人。日々、平安貴族の世界に思いを馳せている。

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