京雅の沓冠
(和歌)
「ファイトだ 夏の砂」(秘められたメッセージ)
<京雅さんの和歌【沓冠】の解説>
8月に入ってからも7月と変わらず不思議なくらいの暑さが続く日本列島。猛暑日に届かぬ日が涼しく感じられてしまうほどになりました。
そんな気候の暑さに負けず、秋の3歳ダートJpnⅠ・ジャパンダートクラシックを目指す馬たちが集結し、熱い戦いを繰り広げたのが新潟で行われたレパードステークス。3戦2勝の戦績で臨んだミッキーファイトが好位追走からダッシュ凄い疾(と)き脚で、粘るサトノフェニックスを差し切りました。
ジャパンダートクラシックは今年から整備されたダート三冠競走の最終戦。ケンタッキーダービーを沸かせたフォーエバーヤング、東京ダービー優勝馬のラムジェットなども集結予定。ミッキーファイトは夏の砂の覇者として、これらのライバルに挑む構図。熱き戦いはまだまだ続いていきます。
※ 【沓冠】とは・・・ 沓冠は「くつかむり」「くつかぶり」「くつこうぶり」とも読まれる。 和歌の折り句の一種で、10文字の語句を、「各句の初めと終わりに、それぞれ1字ずつ詠み込んだ」もの。
※【京雅】・・・競馬会をこよなく愛する歌人。はっきりと言えないことを、沓と冠に隠して相手に伝える達人。日々、平安貴族の世界に思いを馳せている。