京雅の沓冠
(和歌)


「七夕で きらめいた」(秘められたメッセージ)

<京雅さんの和歌【沓冠】の解説>
 5年ぶりとなる七夕での七夕賞開催。七夕賞での好走を天に願う15頭たちの中から、先頭で天の川を駆け抜けたのはレッドラディエンスでした。
酷暑の中、暑さにも耐えながら、道中は中団待機で脚を溜め追走。縦長に広がる展開をうまく読み切り、直線は外に出して鞭一閃。上がり最速タイの末脚で先頭に躍り出て、突き抜けました。
 ラディエンスは「光輝・きらめき」という意味。重賞初挑戦で見事にレッドラディエンスがきらめいた、隠れたメッセージ通りの七夕賞となりました。


※ 【沓冠】とは・・・ 沓冠は「くつかむり」「くつかぶり」「くつこうぶり」とも読まれる。 和歌の折り句の一種で、10文字の語句を、「各句の初めと終わりに、それぞれ1字ずつ詠み込んだ」もの。
※【京雅】・・・競馬会をこよなく愛する歌人。はっきりと言えないことを、沓と冠に隠して相手に伝える達人。日々、平安貴族の世界に思いを馳せている。

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