京雅の沓冠
（和歌）

2024.3.7

「動き勝つ　キュランダ」（秘められたメッセージ）

＜京雅さんの和歌【沓冠】の解説＞
　皐月賞の前哨戦(トライアルレース)としてファンからも愛される一戦・報知杯弥生賞ディープインパクト記念。皐月賞に向けた戦いは波乱含みの結果となりました。
３番人気に支持されたシンエンペラーがなんとか２着を確保したものの、１番人気トロヴァトーレ、２番人気ダノンエアズロックは揃って着外という結果に。人気馬を差し置いて勝利を手にしたのはコスモキュランダ。
道中、自ら動いて(馬動き、来たよほら)ポジションを上げていき、早めに逃げるシリウスコルトを捕える(ご覧ハナ見ゆ)と力強く最後まで伸びました(駆けて万全)。
弥生賞ディープインパクト記念が７戦目となったコスモキュランダ。走りながら強さを増す同馬は皐月賞までに更に一皮剥けるのでしょうか(強いね春だ)。本番が楽しみですね。

※ 【沓冠】とは・・・　沓冠は「くつかむり」「くつかぶり」「くつこうぶり」とも読まれる。和歌の折り句の一種で、10文字の語句を、「各句の初めと終わりに、それぞれ1字ずつ詠み込んだ」もの。

※【京雅】・・・競馬会をこよなく愛する歌人。はっきりと言えないことを、沓と冠に隠して相手に伝える達人。日々、平安貴族の世界に思いを馳せている。

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