京雅の沓冠
(和歌)


隠れたメッセージは「無敗馬は ジャンタル」

<京雅さんの和歌【沓冠】の解説>
 2014年に阪神競馬場へ舞台を移してから早10回目を迎えた朝日杯フューチュリティステークス。スピード自慢の2歳馬たちが仁川に集結した中、先頭でゴール板を駆け抜けたのはジャンタルマンタル。
前走、デイリー杯2歳ステークスを制して自信を持って臨んだGⅠ舞台。直線では堂々の早め先頭で抜け出すと、馬群を大外からひと捲りしてきたエコロヴァルツが迫るもハナは譲らず、1と1/4馬身凌ぎ切りました。
「無敗馬は ジャンタル」意地で無敗を維持して2歳のスピード王の座を手にしたジャンタルマンタル。来年はマイルの王道を目指すのか、それとも距離延長でクラシック挑戦か。その動向が注目される一頭となりました。


※ 【沓冠】とは・・・ 沓冠は「くつかむり」「くつかぶり」「くつこうぶり」とも読まれる。 和歌の折り句の一種で、10文字の語句を、「各句の初めと終わりに、それぞれ1字ずつ詠み込んだ」もの。
※【京雅】・・・競馬会をこよなく愛する歌人。はっきりと言えないことを、沓と冠に隠して相手に伝える達人。日々、平安貴族の世界に思いを馳せている。

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