京雅の沓冠
(和歌)


隠れたメッセージは「快速馬 クイーンよ」

<京雅さんの和歌【沓冠】の解説>
先週より始まった夏の函館開催。洋芝・小回り・平坦コースという特性を味方につけるのが好走の鍵。
開幕を彩ったのは快速馬達のスプリント重賞・函館スプリントステークス(GIII)。優勝したのは重賞挑戦5回目のキミワクイーン。
4コーナーを10番手で通過。「開幕週だったので、前がどうかなと。」と鞍上の横山武史騎手が前が止まらない展開を口にしつつも、それを上回る素晴らしい末脚を披露したキミワクイーン。先行集団に猛然と襲いかかり、大外から馬群を抜き去りました。
次走は札幌で行われるキーンランドカップ予定とのこと。北の大地で再びの躍動を期待したいですね。


※ 【沓冠】とは・・・ 沓冠は「くつかむり」「くつかぶり」「くつこうぶり」とも読まれる。 和歌の折り句の一種で、10文字の語句を、「各句の初めと終わりに、それぞれ1字ずつ詠み込んだ」もの。
※【京雅】・・・競馬会をこよなく愛する歌人。はっきりと言えないことを、沓と冠に隠して相手に伝える達人。日々、平安貴族の世界に思いを馳せている。

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