京雅の沓冠
(和歌)


隠れたメッセージは「女王が 春二冠」

<京雅さんの和歌【沓冠】の解説>
競馬法100周年記念競走として行われた今年の安田記念。見事にゴール板を先頭で駆け抜けたのはソングラインでした。
3週間前にヴィクトリアマイルを制したソングラインは、序盤、中団馬群後方の良い位置に控え、追い出しの時を待ちます。直線でゴーサインが出ると、猛然 と追い込み先に抜け出した2022年マイル王のセリフォスを捕らえました。
これで春はヴィクトリアマイル、安田記念とマイルG I二冠達成。秋にはアメリカのブリーダーズカップマイルに挑戦することが表明されており、次は異国の地での戴冠が待たれます。


※ 【沓冠】とは・・・ 沓冠は「くつかむり」「くつかぶり」「くつこうぶり」とも読まれる。 和歌の折り句の一種で、10文字の語句を、「各句の初めと終わりに、それぞれ1字ずつ詠み込んだ」もの。
※【京雅】・・・競馬会をこよなく愛する歌人。はっきりと言えないことを、沓と冠に隠して相手に伝える達人。日々、平安貴族の世界に思いを馳せている。

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