京雅の沓冠
(和歌)


「海風が 吹き抜けた」(秘められたメッセージ)

<京雅さんの和歌【沓冠】の解説>
 5番人気までが単勝オッズ1桁台という混戦模様を呈していた今年の中京記念。暑さもありタフな戦いとなりました。
 ハンデ戦の通りドキドキの接戦となり、0.3秒の中に上位5頭が入線した一戦でしたが、今年のダービージョッキー横山典弘騎手の好騎乗も手伝って、「ライバルに勝て!負けぬ!」とアルナシーム(馬名の由来:アラビア語で海風)が全力で走り抜け、先頭で爽やかな海風が吹き抜けました。
 この勝利でアルナシームはサマーマイルシリーズの首位に。残り2戦、関屋記念と京成杯オータムハンデの行方が気になります。


※ 【沓冠】とは・・・ 沓冠は「くつかむり」「くつかぶり」「くつこうぶり」とも読まれる。 和歌の折り句の一種で、10文字の語句を、「各句の初めと終わりに、それぞれ1字ずつ詠み込んだ」もの。
※【京雅】・・・競馬会をこよなく愛する歌人。はっきりと言えないことを、沓と冠に隠して相手に伝える達人。日々、平安貴族の世界に思いを馳せている。

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