京雅の沓冠
(和歌)


隠れたメッセージは「春と秋 砂の王」

<京雅さんの和歌【沓冠】の解説>
 秋の砂の王者決定戦・チャンピオンズカップが今年も中京競馬場で開催されました。
春のフェブラリーステークスで王の座に君臨したレモンポップは、初の1800mで、大外枠という条件の中、上手くスタートを決めて、ハナで競馬を進め、ロスなく運べるルート有利な内埒沿いを確保。
最後の直線では、後方一気のウィルソンテソーロが迫るも、最後の一踏ん張りを見せて追撃を凌ぎ切りました。
これで、春秋JRAダートGI制覇で、王座を防衛することに成功。「春と秋 砂の王」、距離延長などを乗り切った王の成長はまだまだ止まらないでしょう。


※ 【沓冠】とは・・・ 沓冠は「くつかむり」「くつかぶり」「くつこうぶり」とも読まれる。 和歌の折り句の一種で、10文字の語句を、「各句の初めと終わりに、それぞれ1字ずつ詠み込んだ」もの。
※【京雅】・・・競馬会をこよなく愛する歌人。はっきりと言えないことを、沓と冠に隠して相手に伝える達人。日々、平安貴族の世界に思いを馳せている。

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