京雅の沓冠
(和歌)


隠れたメッセージは「王者に 死角無し」

<京雅さんの和歌【沓冠】の解説>
先週は、春競馬の総決算・グランプリ宝塚記念(GI)が行われ、IFHA(国際競馬統括機関連盟)から発表されたロンジンワールドベストレースホースランキングで単独トップのレーティング129を獲得しているイクイノックスが、世界一の名に違わぬ走りで優勝。昨年末のグランプリ有馬記念も制覇しており、年を跨いだの春秋グランプリ制覇となりました。
スタート後、良いポジションを取れず後方待機となりましたが、脚を溜め、3、4コーナーで外を回す競馬。最後は世界一の自力でを見せつけて先行する馬たちを差し切りました。
思い描いた位置取りでなくても、この競馬。まさに「王者に 死角無し」でしょう。


※ 【沓冠】とは・・・ 沓冠は「くつかむり」「くつかぶり」「くつこうぶり」とも読まれる。 和歌の折り句の一種で、10文字の語句を、「各句の初めと終わりに、それぞれ1字ずつ詠み込んだ」もの。
※【京雅】・・・競馬会をこよなく愛する歌人。はっきりと言えないことを、沓と冠に隠して相手に伝える達人。日々、平安貴族の世界に思いを馳せている。

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