京雅の沓冠
(和歌)


隠れたメッセージは「桜咲く アイランド」

<京雅さんの和歌【沓冠】の解説>
仁川の1600m芝のスタート地点の桜はなんとか散るのを我慢して、桜花賞に歩みを進めた18頭を祝福していました。
そのような桜咲く仁川で、牝馬クラシック1冠目の桜花賞を先頭で駆け抜け、文字通り’桜咲く’となったのは、2歳女王のリバティアイランドでした。
レースでは後方待機のリバティアイランド。位置取りについては、「彼女(リバティアイランド)はそういう気分だったのかな、と」とコメントした川田将雅騎手。焦りなどなく馬を信じて騎乗している様子が伺い知れます。
怒涛の追い込みで制した姿は2014年、川田将雅騎手が騎乗して優勝したハープスターと重ねてみるファンも多いのでは。リバティアイランド、次なる大舞台に向けて歩みを進めます。


※ 【沓冠】とは・・・ 沓冠は「くつかむり」「くつかぶり」「くつこうぶり」とも読まれる。 和歌の折り句の一種で、10文字の語句を、「各句の初めと終わりに、それぞれ1字ずつ詠み込んだ」もの。
※【京雅】・・・競馬会をこよなく愛する歌人。はっきりと言えないことを、沓と冠に隠して相手に伝える達人。日々、平安貴族の世界に思いを馳せている。

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