白井牧場
初回は競馬学校編、そして前回の静内農業編高校編につづいて今回は、競走馬が命を育む大切な場所。
『生産牧場・育成牧場・種馬場』
で働く皆様に取材させていただきました。
牧場仕事のポータルサイト、BOKUJOBでは定期的に牧場と牧場で働きたい人をつなげるイベントを開催しています。
今回は東京競馬場で行われたイベントにお邪魔しました。“現場で求めている人材”とは?ブースを構えている牧場さんにお話し聞かせていただきました!今回は第4回目です。

【白井牧場】


1970年に北海道日高の地で法人創立された牧場で、競走馬の生産・育成、調教、業務を行っています。サトノレーヴ、エヒトなどの生まれ故郷です。ただいま、より良い環境作りに邁進中とのことで、吉野智之マネージャーにお話をうかがいました。
藤原こんな人にきてほしいなというイメージはありますか?
吉野馬が好きなことですね。それがないと、続けていけませんから。入ってすぐは先輩に求められた仕事ができないこともあるかもしれません。でも、最初はしかたがないことですし、それでも根気強く続けていただくには、根本に馬が好きな気持ちが大切だと思っています。
藤原白井牧場さんの雰囲気は?
吉野いま、より良い環境をと考えて改革中です。若い世代のスタッフの意見を、会社が聞きやすい形で、ボトムアップに繋げていければと考えております。
藤原実際のお仕事の流れを教えてください。
吉野生産は朝5;30時スタートで午前中は11時までです。馬の手入れのほかに、削蹄や獣医さんの診察など細かな仕事もこなします。午後は14時からです。馬を放牧から戻し飼い葉をつけたら、手入れや怪我がないかなどチェックします。その後その日の報告などをし17時ぐらいに終わります。お産の時期は夜通しの作業となることも少なくないので、交代で休みをとれるシステムにする事を目指しています。
藤原お休みは、どんな感じですか?
吉野週に1日ですが、日曜の作業は少なくなるように工夫しています。
藤原スタッフの年齢層は?
吉野育成は20代の若いスタッフが多いですね。
藤原入った後、希望の部署に行けますか?
吉野基本は本人の希望を尊重します。もちろん、配属後に体力的なことなどを考えて移動したいということなら配慮します。
藤原入社したら住まいはどの様になりますか?
吉野寮がありますし、何件かある社宅に住む方もいます。近所のアパートを借りて、通いできている人もいますので、なるべく希望に添える形に出来ればとは考えています。
藤原育成施設はどの様な施設になってますか?
吉野1000mの屋内坂路コースに加え、1200mの周回コース、500mの屋内コースがあります。その他にもウォーキングマシンやトレッドミルも備えてます。
藤原何頭ぐらい生産されてるのですか?
吉野預託も含めたら毎年30前後になります。自己所有馬は10頭前後になり、毎年当歳&一歳のセリ市場に上場しております。今年はサマーセールには7頭を出しましたが、来年度以降はいろいろなセリに分けて上場できればと考えています。
藤原セリ前は気を使いますよね。
吉野そうですね。怪我や皮膚病などにならないように気を配ります。体調の悪さはセリでとても目立ちますから。あとは、馬の気分ですね。嫌気が差さないようにし、テンションを抑えて耐えられるかを考えながら馴致するようつとめています。
藤原馬の知識がないと難しいでしょうか?
吉野最初はみんなわからないものですよ。やって行く中で覚えてくれればと思っています。必要な知識は経験を積みながら身についていくものですから。
大丈夫ですよ。藤原馬に乗った経験もなくて大丈夫ですか?
吉野先代の時に乗馬未経験者を育てて行く制度があったんです。それに近い形を目指して今は試行錯誤しております。入社以前にBTCの研修を受けたりするのもいいと思いますよ。
実際に白井牧場で働くスタッフさんにもお話をうかがいました。
【朽方 ななさん】

「セリで馬が高く売れた時はうれしいですね。でも、『ある程度、高く売れるだろうな』と予測していた馬のセリではプレッシャーも感じます。それこそ、セリ当日はお昼ご飯も喉を通らないぐらいです。でも、いいご縁でいい値段で売れれば、その思いは報われます。ですから、セリ会場では馬が格好良く見えるようにと考えています。小柄な私の身長が、馬が大きく立派に見えることに少しでも貢献できていれば、さらにうれしいですね。牧場の雰囲気はいいですよ。真剣にやらなければいけない場面はもちろんありますが。楽しい職場です」
構成:スポーツ報知 志賀浩子
Photograher:山口比佐夫
広報担当:井手尾

藤原 菜々花ラジオNIKKEIのアナウンサー。担当番組:「中央競馬実況中継」「ななかもしか発見伝!」「こだわり羽生結弦セットリスト」等