乗馬とはまた違った形で、馬と関わることができて楽しいです。

3週連続でG1的中!
藤原菅井さんは2023年から関西テレビの中央競馬中継『KEIBA BEAT』でメインMCを務めていらっしゃいます。今年の宝塚記念は3連複で的中なさったんですよね。これで、3週連続でG1的中です!
菅井ありがとうございます。ファンの方々に「予想楽しみにしています」と言っていただけるとホッとしますし、嬉しいですね。MCに選ばれた時、私を普段応援してくださっている方や、これまで競馬に目が行かなかった方たちに魅力を伝えたいという目標がありました。「買ってみようと思った」という声を聞くと、達成感があります。
藤原菅井さんのファンのみなさんが、一緒に競馬にトライして、どんどんハマっていってくれるといいですね。ファンと一緒に歩む競馬道。ステキです。番組の雰囲気はいかがですか?
菅井阪神開催の時は、控室が大部屋でみんな一緒なので、安藤勝己さんに「この馬、どうですか?」ってお伺いしたり、番組スタッフさんや一緒に出演しているシャンプーハットの恋さんやアナウンサーの岡安譲さんなどに教えていただきながら予想しています。
藤原和気藹々で、師匠がたくさんいるんですね。菅井さんは、どんな予想スタイルなんですか?
菅井毎週、競馬専門週刊誌のフォトパドックを見て、さらに調教動画をチェックします。そのうえで、当日の馬場傾向を見て「今日は逃げが決まっているな」など確認して、最終的にはフィーリングです。勢いを感じるとか、走り方がいいとかですね。パドックも見て買いたい!と思う馬を後から買い足したりするんですが、そういう時はダメですね(笑)。
藤原それは、競馬あるあるです(笑)。
菅井なるべく、たくさんの馬を紹介したいと思っているので、できるだけ他の出演者の方々と、予想が重ならないことも目標にしています。でも、なかなか絞り切れないですね。みんな勝ちそうで、予想にすごく時間がかかります。
藤原真摯に予想に向き合っているからこそですね。
菅井昨年までは主に馬連で予想していたのですが、全然当たらなくて。でも年々、当たる確率が高くなってきたのが嬉しいです。
藤原堅実派ですね。
菅井去年は予想が外れることが多かったのですが、少しでも当たれば自信になるので、最近は予想のスタイルを変えています。
藤原そうなんですか?
菅井今年に入ってスタッフさんに、私には3連複のほうが合っているとアドバイスをいただきました。それから、当たるようになってきましたね。3着以内に入ればOKというのは、心に余裕ができますし楽しいです。でも、やっぱり難しいですね。

馬が大好きなのにどうしよう…
藤原菅井さんは、小学校5年生から乗馬をなさっているんですよね。
菅井はい。大学でも馬術部に入っていました。もともと、同級生に誘われて東京乗馬倶楽部の少年団に入ったのがきっかけです。サラブレッドでのレッスンだったのですが、調馬索(ちょうばさく)での運動に慣れてきたら駈歩(かけあし)に入ってと基本的なことを習っていきました。
藤原小学生でサラブレッドに乗るって、相当大きく感じませんでしたか?
菅井大きいですね~。でも、不思議と怖いとは思いませんでした。それより、またがった時の温かさや、馬とのつながりを感じてハマっていきました。毎週のレッスンを楽しみに生きているような感じでしたね。でも、6年生の時に馬が跳ねた時に飛ばされて、骨折してしまいました。
藤原大怪我じゃないですか!
菅井空中で一回転しましたしね。それまで、落馬したことは何度もありましたが、ここまでの怪我をしたことはなかったんです。もう、ビックリ。ビックリし過ぎて、怪我はすぐに治ったのに、馬に乗ると怖くて体が硬直するようになってしまいました。馬が大好きなのに、どうしよう…と悩みました。
藤原それを、どう克服していったんでしょう?
菅井母がいろいろな乗馬クラブに連れて行ってくれました。たくさんの出会いのなかで、なにか克服するヒントがあるんじゃないかって。その時、地方にある乗馬クラブで、馬場馬術の競技があることを知りました。それまでは部班競技(馬が数頭出て号令に従い同時に運動すること)でしか試合に出たことがなかったので、初めて本格的な競技に出会いました。
藤原また、楽しく馬に乗ることができたんですね。良かった~。
菅井そこから、個人で試合に出るようになりました。だから、怪我をした経験も結果的によかったなって、今は思います。

気持ちを強く持つ
藤原馬場馬術とは、どんな競技なんですか?
菅井いかに馬を美しく、正確に動かすかを競います。芸術点もあって、音楽に合わせて馬を走らせるので、すごく集中力が必要なんです。
藤原競技に出始めたのは、いつ頃ですか?
菅井中学校1年生でした。それからは、夏休みはずっと乗馬クラブで合宿です。朝から馬のお世話をして、厳しいレッスンをして。夏休みが終わっても土日は毎週、乗馬クラブに泊まって練習していました。
藤原乗馬漬けの日々ですね。
菅井そうですね。私は乗馬クラブと半々の権利を持つという半自馬という形でした。だから、馬具やゼッケンも好きな物を使うことができるので、好きなピンクでそろえて、かわいくコーディネートするのも楽しかったですね。似合う~って写真撮ったり。
藤原名前は?
菅井ヴォルフラムという名前の馬が最後のパートナーだったのですが、外国産馬でボ~んと大きくて、どっしりしていました。最初は女の子が乗るのは無理だって言われたんですけど、その馬の動きも反動も好きで、走ったときもしっくりくるものがありました。だから、乗れるように鍛えて、当時は筋肉ムキムキでした。
藤原馬をコントロールするコツってあるんですか?
菅井よく言われたのは「気持ちを強く持つ」ということです。馬は頭がいいので、隙があると伝わってしまいます。時にはサボろうという気持ちが出て、馬場の内側を通ってしまったり自由に動いてしまいますから。
藤原賢いから、馬がいろいろと感じ取るんですね。そのぶん、乗り手がキチンとして教えていかないと?
菅井はい。ただ、可愛がるだけじゃ、ダメなんですよね。逆に私が馬から教えてもらうことも、たくさんありました。私が乗っていた馬は、指示が正しくないと絶対に動かないんです。だから、手前を替える時など「これが正しい指示の仕方なんだ」と学ぶことができました。
藤原競馬番組のMCをするうえで、乗馬経験が生きますね。
菅井そうですね。それに競技は違いますが、ジョッキーさん、調教師さん、厩舎スタッフの方々、みなさん馬に愛情を持って接しているのは変わらないと感じます。
藤原逆に、違うところはありますか?
菅井競走馬は無駄のない、洗練された筋肉で、アスリートなんだなと感じます。乗馬とはまた違った形で、馬と関わることができて楽しいです。

構成:スポーツ報知 志賀浩子
Photograher:山口比佐夫
広報担当:IDEO

藤原 菜々花ラジオNIKKEIのアナウンサー。担当番組:「中央競馬実況中継」「ななかもしか発見伝!」「こだわり羽生結弦セットリスト」等