京雅の沓冠
(和歌)


「7歳馬 モンスター」(秘められたメッセージ)

<京雅さんの和歌【沓冠】の解説>
先週は東西で天皇賞(秋)を目指す戦いが繰り広げられました。
西では京都大賞典が行われ、7歳馬のディープインパクト産駒のディープモンスターがインコースから突き抜けました。
これが重賞15回目の挑戦、浜中騎手とは10度目のタッグとなったディープモンスター。道中は内埒沿いで我慢させ、直線も他馬が外に進路を見出す中でインを選択してゴールを目指すとパワー全開で、逃げるサンライズアースを捕らえました。
目覚めた怪物が、この勢いのまま更なる高みを目指します。


※ 【沓冠】とは・・・ 沓冠は「くつかむり」「くつかぶり」「くつこうぶり」とも読まれる。 和歌の折り句の一種で、10文字の語句を、「各句の初めと終わりに、それぞれ1字ずつ詠み込んだ」もの。
※【京雅】・・・競馬会をこよなく愛する歌人。はっきりと言えないことを、沓と冠に隠して相手に伝える達人。日々、平安貴族の世界に思いを馳せている。

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