京雅の沓冠
(和歌)

「話題馬の シランケド」(秘められたメッセージ)
<京雅さんの和歌【沓冠】の解説>
夏の新潟の締めくくり、第61回の歴史を持つ新潟記念が日曜日に行われました。今年は別定戦として行われ、GⅠや重賞タイトルホルダーも集まった一戦。
牝馬らしい鋭い切れ味でダッシュして脚を伸ばしたのは独特な馬名も話題になっているシランケド。道中は後方で待機して、新潟の長い直線で馬場の外に持ち出すと、自信の末脚を披露し最速の上がりでゴール板を先頭で駆け抜けました。
鞍上の坂井瑠星騎手もこの切れ味には太鼓判。「(GⅠタイトルを)取ってくれると思います。」とコメント。次走は天皇賞(秋)かエリザベス女王杯の2択ということで、今後の選択に注目が集まります。
※ 【沓冠】とは・・・ 沓冠は「くつかむり」「くつかぶり」「くつこうぶり」とも読まれる。 和歌の折り句の一種で、10文字の語句を、「各句の初めと終わりに、それぞれ1字ずつ詠み込んだ」もの。
※【京雅】・・・競馬会をこよなく愛する歌人。はっきりと言えないことを、沓と冠に隠して相手に伝える達人。日々、平安貴族の世界に思いを馳せている。