京雅の沓冠
（和歌）
「格上で サンライズ」（秘められたメッセージ）
＜京雅さんの和歌【沓冠】の解説＞
天皇賞(春)に向けて重要なステップレースとなっている阪神大賞典。3000mの長丁場を制したのは、前走に自己条件の３勝クラスでも勝ちきれず苦労し、今回、格上挑戦での出走となったサンライズアースでした。
序盤は自ら先頭でレースを運び、途中1頭に行かせる形の２番手で進めると、直線で前を追いかけて駆け出します。ペースとレース展開を読んだ池添謙一騎手の好騎乗も手伝って、最後は６馬身差の圧勝でした。
格上調整から重賞タイトルという栄冠を掴んだサンライズアース。天皇賞制覇という更なる高みに向けて、一層の飛躍が期待されます。
※ 【沓冠】とは・・・ 沓冠は「くつかむり」「くつかぶり」「くつこうぶり」とも読まれる。 和歌の折り句の一種で、10文字の語句を、「各句の初めと終わりに、それぞれ1字ずつ詠み込んだ」もの。
※【京雅】・・・競馬会をこよなく愛する歌人。はっきりと言えないことを、沓と冠に隠して相手に伝える達人。日々、平安貴族の世界に思いを馳せている。
