京雅の沓冠
(和歌)


「京成で 波乱あり」(秘められたメッセージ)

<京雅さんの和歌【沓冠】の解説>
 昨年の覇者ダノンデサイルはダービー馬に、一昨年の優勝馬ソールオリエンスは皐月賞馬に、と近年のクラシックへの登竜門として注目を集める京成杯が中山競馬場で行われ、隠れたメッセージの通り、今年は11番人気のニシノエージェントが快走し、馬券は波乱あり、の決着でした。
 前半1000mが58.3秒というハイペースの中、ニシノエージェントは中団後方で末脚温存。4コーナーから徐々にポジションを上げ、決戦の最後の直線で猛追。先に抜け出したドラゴンブーストを伸びて差し切りました。
 この日はWIN5も的中無しの波乱あり。競馬ファンを驚かせたニシノエージェントがクラシックの舞台でどのような走りを見せるか注目です。


※ 【沓冠】とは・・・ 沓冠は「くつかむり」「くつかぶり」「くつこうぶり」とも読まれる。 和歌の折り句の一種で、10文字の語句を、「各句の初めと終わりに、それぞれ1字ずつ詠み込んだ」もの。
※【京雅】・・・競馬会をこよなく愛する歌人。はっきりと言えないことを、沓と冠に隠して相手に伝える達人。日々、平安貴族の世界に思いを馳せている。

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