京雅の沓冠
（和歌）
「年初め 金杯で」（秘められたメッセージ）
＜京雅さんの和歌【沓冠】の解説＞
新年の開幕を告げる恒例の金杯。今年は東は中山競馬場、西は中京競馬場での開幕となりました。
多くの競馬ファンが集結した中山金杯を制したのは明け６歳となったアルナシーム。近走は1600〜1800mの競馬が主体でしたが、距離の壁を見事に克服して邁進。最後の急坂をグイッとひと伸びして差し切り、トップに躍り出ました。
重賞２勝目を飾ったアルナシーム。新年最初の重賞をあっぱれ立派な競馬で勝ちきり、勝利の美酒で乾杯、といったところでしょう。今年の更なる活躍に注目です。
※ 【沓冠】とは・・・ 沓冠は「くつかむり」「くつかぶり」「くつこうぶり」とも読まれる。 和歌の折り句の一種で、10文字の語句を、「各句の初めと終わりに、それぞれ1字ずつ詠み込んだ」もの。
※【京雅】・・・競馬会をこよなく愛する歌人。はっきりと言えないことを、沓と冠に隠して相手に伝える達人。日々、平安貴族の世界に思いを馳せている。
