京雅の沓冠
（和歌）

2023.1.12

隠れたメッセージは「年越して　力付け」

＜京雅さんの和歌【沓冠】の解説＞
２歳時に重賞を制しているキタウイングですが、この日は１１番人気。鞍上の杉原誠人騎手は自身で制した未勝利戦のように、しまいを活かす競馬を再現して、最内から見事にエスコート。管理する小島茂之調教師も「後ろから、慌てないように丁寧にバランスを取って走ってもらいました」と、まさに全てが噛み合った勝利。
「久々に騎乗して、一段とパワーアップしている」と杉原騎手が語ったように「年越して　力付け」たキタウイングが春のマイルＧⅠに向けて重賞２勝目をあげたフェアリーステークスでした。

※ 【沓冠】とは・・・　沓冠は「くつかむり」「くつかぶり」「くつこうぶり」とも読まれる。和歌の折り句の一種で、10文字の語句を、「各句の初めと終わりに、それぞれ1字ずつ詠み込んだ」もの。

※【京雅】・・・競馬会をこよなく愛する歌人。はっきりと言えないことを、沓と冠に隠して相手に伝える達人。日々、平安貴族の世界に思いを馳せている。

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