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台風15号ならびに19号、大雨被害復興状況

<被害>
昨年の台風15号で送電用の鉄塔が倒壊したことを受けて、全国で24万に上る鉄塔がすべて点検されることになりました。

昨年9月の台風15号では、千葉県君津市で高さ50メートルの送電用の鉄塔2基が倒壊し、大規模な停電の要因となりました。専門家によるこれまでの検証では、鉄塔が海岸から近く急な斜面の山に建てられ、いくつかの条件が重なって風が増幅されたことが倒れた原因だとされています。

このため、ほかの地域でも、条件によっては鉄塔が倒れる懸念があるとして、経済産業省は全国の電力会社にすべての鉄塔を点検するよう指示する方針を固めました。
鉄塔は全国で24万基に上りますが、立地の状況や保守についての記録を点検するなどしたうえで、必要があれば鉄塔の補強計画を作り、今年3月ごろまでに報告を求めることにしています。

<復興>
昨年の台風で一部の農業用ハウスが被災したあと、令和初のいちごの選果式が、21日朝に千葉県館山市で行われました。

温暖な気候をいかしてのいちご栽培が盛んな館山市では、ちょうど60年前から品質のすぐれたものを選んで皇室に献上しています。今年も午前6時すぎから選果式が行われ、「紅ほっぺ」という品種のいちごおよそ600粒から、色、つや、大きさ、それに形などを吟味して364粒を選び出し、丁寧に箱詰めや包装の作業を行いました。

台風や豪雨の被害として、一部の農業用ハウスが倒壊したり苗が流されたりしましたが、生産者たちが復旧作業に取り組み、残された苗を丹念に育てることで今回の選果式にこぎ着けたということです。 各観光施設の営業状況をご確認の上、千葉県の復興支援にご協力いただければ幸いです。

千葉県公式観光情報サイト-まるごとe! ちば-


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